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言葉はミッドナイトブルーの文字から

2020-01-01から1年間の記事一覧

生誕祭をゆく

その時々に出会う人や物を全力で愛せば、周りには花が咲くと思っている節がある。太陽がぽかぽかとあたたかいお花畑な頭の中で、音楽だけが真実を歌ってくれるときもある。 そんなことを考えながら電車に乗った、晴れた日のこと。恋人とGoToトラベルを利用し…

無題

あまりにも心がつらく、考えなければならないことも多く、ただ消えてしまいたいと思う。いろいろ考えてしまうし人に見せるもんでもないなと思ってインスタグラムのストーリーズに投稿する気力も失い、ここで書いています。許してほしい。 いきなりコアな話を…

トラベルプランナー

半年以上ぶりに美術館に行く機会があり、頼もしいインプットを連れて帰ってくることに成功した。帰り道の不思議な爽快感は何物にも代え難く、ああ、困ったり悩んだりしたとき私はここに帰ってきていいんだな、という安心感があった。美術館って私にとってそ…

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特別なインプットを得た日は帰り道がいつもより少し近い。電車を何回乗り換えてもだ。 普段行かない街へと降り立つとき、気持ちはわくわくしているのにわずかに緊張している。電車間違えてないかな?とか、道はこっちで合ってたっけ?となったり。その分普段…

変容

優しい風がリビングの真ん中を通り抜けていく。今日は涼しい。家にいるのがもったいないような気候だったので、支度をして散歩に行くことにした。と言ってもあてがないのは嫌なので、何駅か離れたあまり行かない街へと向かうことにした。 駅まで歩いていると…

無題

泣きたくてたまらない。 こんな気持ちになるのも、もうやめたいのにな。 今日はセットアップで買っていた花柄のジャケットとパンツを着てメイクにも気合を入れて靴も最高のやつを履いてお洒落して、憧れのお店でAWの服をたくさん見て、インプットして、大好…

無題

この間、病院に行くまでに少し時間があったので、教えてもらった例のレコード屋へ行った。店主は私の顔を覚えていたようで、なんとなく嬉しかった。 ジャズの棚を見ながら、なんやようわからんなあと思いながらカウンターの近くまで行き、店主に挨拶をした。…

歌声

1:36 誰からも何も返事がなくて、ほったらかされた気になって、ストーリーズの既読ばっかり追っかけて、その中には返事をよこさない奴がいて、ああ今日もみんな生きているんだなあって思って、ツイッターでも死にたいだのなんだのと書いてしまって、なんとな…

体調が悪くてエアコンのない自室で寝込んでいたら熱が出ていて死にたくなる。こんなとき隣のリビングのオーディオから聞こえてくるラジオだけが救いだったりする。 今年の夏は暑すぎる。毎年思っていることだが、毎年更新されているのだから地球も温暖化がや…

写真

数週間前に書いていた下書きを今になって少し編集して投稿する。文字はその時々の色や形を表しているからすごい。最近、自分の語彙力のなさに心の中が荒らされることが多いので、また読書を再開しようと思う。読みたい本はある程度積んである。 本当はオオサ…

ライブ

偽善でもなんでもいいから、自分の持つ小さな世界で善いことをしたい。買い物をしたときレジ袋を断って好きな柄のエコバッグを使うとか、程よくローリングストックをするとか、小さなことでいいから行動していたい。これは綺麗事か?綺麗事だろうな。だけど…

約束

雨がレコードに針を落とした瞬間みたいな音で窓に当たる。ぱちぱち、ぷつぷつ。あの日のノイズを思い出す。午前1時、風呂場にて。あの部屋のカーテンの色、もう思い出せない。 約束していた日をドタキャンされてしまって、衝動的に怒りをぶつけるようなこと…

行間

鳥たちは、雨が降っているときどんな場所で時間を過ごしているのだろう。どこかの民家の屋根の下だろうか、または自分たちの巣だったりするのだろうか。 待合室でカメラロールを眺めていた。iPhoneに機種変更したときに移したデータなのでそんなに古くはない…

色彩

病院の帰り道に買って帰ってきたマゼンタよりも少し薄い色の芍薬は2輪咲いたものの1輪は3日で咲き終わってしまい、もう1輪も散り始めて元気だったときの姿がない。夏の生花とはなんて儚いものなのだろう、と毎年思うことをわかっているのに買って帰ってしま…

除湿

車に乗っていた。後部座席に座るのは久しぶりだった。窓の向こう側からびゅんと音がする。自分達の乗っている車と対向車がどれだけ速度を出して走っているのかがわかる。こういうとき、自分達の車が対向車と正面衝突するシーンが浮かぶ。嫌な癖だ。そういっ…

夏至

髪の毛から外の匂いがする。化粧をして身なりを整えて外へ出たのだ、という達成感のある匂い。この匂いは嫌いじゃない。なんだか外の世界と繋がっているような気分になるからだ。 この日会っていた親友にかなり遅めの誕生日プレゼントを渡した。彼女に会おう…

ALBUM

レコードプレーヤーを探していた。あの部屋で見た水色のレコードプレーヤーはトイ・ストーリーに出てくるおもちゃみたいな優しい色をしていた。同じものがAmazonで見つかるかはわからない。Amazonだから似たような物は見つかるだろう。探す努力だけはする。…

¥0

テレビがぱっとついては消える。ホラー映画かミステリー映画か。青と赤が点滅する。目がちかちかとする。破壊されてゆくブラウン管は、どこかのMVで見たようにスローモーションで景色が再生される。目が覚めるとカーテンは全開になっており、太陽光がちょう…

雨音と疲労

窓の外でぽつぽつと雨の降る音が聞こえる。レストランに男性と一緒に入ってきた長いスカートを履いた女性に「座るとスカートの裾が汚れてしまいますね。こちらをお使いください」と言って椅子と床の間に平たいクッションを噛ませている従業員がいた。気遣い…

心雨

汗だくで目が覚める。ばらばらになった花弁を眺めながら美しい女性が「戦争に行くの」と言っていたのは夢の中での話だった。汗が引いていく。少し安心する。最近夢と現実が混じって見えるときがある。寝る前にSNSをやるのをやめろ、と自分に強く言いたい。 …

眼光

他人の瞳の色をじっくりと見るのが好きだ。瞳を見れば何かわかる気がしているくらいだ。色が薄い人もいるし濃い人もいる。私の瞳は黒い。他の人よりも黒い気がする。でも黒かこげ茶かと聞かれるとこげ茶寄りかもしれない。 ぬいぐるみに話しかけるときも、そ…

性別という季節

趣味の悪いバンドTシャツを着ている日は、大体誰かとばったり会ったりするしなんともうまくいかない。この日は友人と会う約束をしていたのでまともな格好をしていたが、依然として食欲はなく、胃も鈍く痛い。私はいつになったらこの胃痛に勝てるんだろうか。…

夏への切符

温度計が一緒になった時計を見た。部屋の温度が29℃を超えていた。外はもっと暑いのだろうか。暑さにうなされて起きるのも仕方ない時期になってきたのか。とりあえずエアコンの省エネモードで少しだけリビングを冷やすことにした。 今日は久しぶりに家族が誰…

MDノート

部屋に流していた音楽が止む。静寂が連れてくる孤独は、放っておくと大変なことになる。次の曲が始まる。何故かわからないが泣きたくなった。 Spotifyのデイリーミックスで久しぶりにハヌマーンの初期の曲を聞く。山田さんの声が若い。リビングのPCが私の希…

体調

引き続き体調が悪く、ラジオを流しながら何もできない土曜日の午後を過ごしている。 起きたのが昼過ぎで、結局近くの内科へは行けなかった。胃が痛いのは寝たら多少治ったが、様子を見たかったことと多分外食できないだろうと思ったこともありコロナが発生す…

記憶

音楽という物は、時間と密接に関わり合っていると思う。 何かの音楽を聴けば、当時何をして何に笑って何に泣いていたかが鮮明にわかるときがある。それがたまたま今日だった。 友人からおすすめされていた曲を聴く。わくわく感と期待感。久しぶりの感情に支…

再会

夏になったらメロンソーダフロートを1回は頼んでしまう。どろどろに溶けたバニラアイスは美味しくない。バニラアイスが溶け込んだメロンソーダはもっと美味しくない。こうなるとわかっているからいつもアイスは早いこと食べてしまうのに、今日に限って。あ、…

昼間、誰もいないリビングにて。風に揺られてカーテンが膨らんだり押し戻されたりするのをボーっと見ていた。 スカスカになったダイアリーを見ながら自分とは何だろうかと考える。答えはない。そんなことわかっている。わかっているけれど、もどかしいのは変…

近況

好きなバンドのベストアルバムがリリース延期になったことを今更知る。リリースツアーも延期になったらしい。 最近すぐに疲れてしまうせいでちゃんとSNSを見ていないから、好きなバンドの情報を追うこともできない。 いまだに自分の中で大切な存在である、20…

無題

最近、ツイッターをしていると余計なことばかり書いてしまう。だからあんまりアプリを起動しないようにしている。 その代わり見る頻度の高くなったインスタグラムに不意に鬱なことを親しい友達向けに書いてしまったりして反省する。 今日、5月が始まったのと…